イタリア混迷で10年債利回りは大幅低下=NY債券概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
米国債利回り(NY時間16:40)
2年債   2.327(-0.149)
10年債  2.783(-0.149)
30年債  2.972(-0.120)
期待インフレ率  2.053(-0.053)
※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で10年債利回りは大幅低下。イタリアの政局が混迷を深めており、リスク回避の雰囲気が市場全体を覆った。イタリアのマッタレッラ大統領は再選挙を実施するよう命じた。「五つ星運動」と「同盟」が次期首相に指名したコンテ氏が、財務相の人選を巡って大統領と合意できずに組閣を断念。早ければ7月にも選挙との報道も流れる中、事実上のユーロの賛否を問う選挙との声も出始めている。

 株式市場や原油も大幅安となる中、利回りも大きく下げている。

 10年債は2.76%まで一時低下し、政策金利に敏感な2年債も2.31%台まで一時低下した。

 2-10年債の利回り格差は46(前日45)。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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