ユーロ円は132.65付近で推移 明日はECB議事録=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の午後に入ってユーロ円は伸び悩む動きを見せており、132.65付近で推移している。この日発表になったISM指数が強い内容となったことでドル円が買い戻され、ユーロ円も上げ幅を伸ばしていた。一時132.80近辺まで上昇。

 ユーロ自体はこのところ上げが一服しているものの、ECBの出口戦略への期待がサポートし、売りを強める展開までにはなっていない。あくまで調整の範囲であり、いずれ上向きの流れを復活すると見ている向きは多い。

 そのECBの出口戦略だが、今月のECB理事会で計画が打ち出されるとの見方が有力。市場の注目は既に、時期と資産の購入ペース縮小の量といった具体的な詳細に移っている。

 明日はECB議事録が発表されるが、その辺に関して何らかのヒントが出るか注目される。市場のコンセンサスは来年から資産購入の量を現在の月間600億ユーロペースを400億ユーロで3ヵ月ごとの見直しなどが噂されている。

 ただ、ECB理事の一部からはユーロ高や低インフレへの懸念も根強く、市場の予想より緩やかな縮小を打ち出してくるとの見方も少なくない。

EUR/JPY 132.64 EUR/USD 1.1763 EUR/GBP 0.8876

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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