東京株式(大引け)=96円安と続落、方向感に欠け薄商い状態

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 6日の東京株式市場で日経平均株価は続落。前場には一時プラス圏に浮上する場面もあったが、薄商いのなか後場にかけて軟調な展開が続いた。

 大引けの日経平均株価は前日比96円70銭安の2万2418円15銭。東証1部の売買高概算は10億7978万株。売買代金概算は1兆9955億2000万円だった。値上がり銘柄数は852と全体の約39%、値下がり銘柄数は1251、変わらずは70銘柄だった。

 5日の米株式市場では、NYダウが前日比373ドル高と4日続伸。新型コロナウイルスに対するワクチン開発への期待が強まった。ただ、東京市場は全体相場の上値は重く小幅安でスタート。その後、買いが優勢となり前場では一時70円強上昇する場面もあった。しかし、買い一巡後は売り直され下げ幅は拡大した。後場に決算発表を行ったトヨタ自動車<7203>は、第1四半期の連結営業利益が大幅減益ながら黒字を確保したことが好感され値を上げた。トヨタの株価動向が全体相場に与えた影響は限定的だった。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やソニー<6758>が安く、レーザーテック<6920>が売られた。東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>も値を下げた。決算発表を受け、ホンダ<7267>が売られた。JR東日本<9020>やオリエンタルランド<4661>、メルカリ<4385>も軟調だった。

 半面、任天堂<7974>やキーエンス<6861>、ファーストリテイリング<9983>が高く、日本電産<6594>やZホールディングス<4689>が値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>がしっかり。好決算の発表でシャープ<6753>やディー・エヌ・エー<2432>、いすゞ自動車<7202>などが買われた。

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