ベージュブックへの反応なし　ドル円は１０４．５０円付近＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の終盤に入ってドル円は１０４．５０円付近での推移となっている。きょうは米追加経済対策への期待も高まり、為替市場はリスク選好のドル売りが強まっている。ドル円は心理的節目の１０５円を割り込み、一本調子の下げを見せている。一時１０４．３５円近辺まで下げ幅を拡大した。高値から１００ポイント超下落。午後になって下げは一服しているものの、買い戻しの動きを強めてはおらず、１０４円台半ばでの推移を続けている状況。

　日本時間３時に米地区連銀経済報告（ベージュブック）が公表されていたが、為替市場の反応は特にない。同報告では「経済活動は全地区に渡って拡大を継続しているものの、成長のペースはごく僅かないし緩慢」だと報告している。ＦＲＢは低金利の長期化を決め込んでいる中で、同報告に対する市場の反応は鈍いようだ。

USD/JPY　104.51

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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