HPが決算受け上昇 テレワークに伴うプリンター需要が好調=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 HPが上昇。8-10月期決算(第4四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。11-1月期(第1四半期)の見通しについても、1株利益は0.64ドル~0.70ドルと予想を上回る見通しを示している。四半期配当も19.38セントと前回17.62セントから増配しており、予想も上回った。パンデミックによる巣ごもりやテレワークを背景にPCやプリンターの買い替え需要が膨らんだ。

 ロアーズCEOは、「法人顧客はオフィス閉鎖に伴ってプリンター購入を控えているが、テレワークが続く個人顧客からの需要が強く、プリンターの出荷台数は1200万台に達した。これは、2015年にHPエンタープライズと会社分割して以降の最多だ」と述べた。

(8-10月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.62ドル(予想:0.52ドル)
・売上高:153億ドル(予想:146.9億ドル)
  パーソナル・システムズ:104億ドル(予想:105億ドル)
  プリンター:48億ドル(予想:42.3億ドル)
・営業利益率(調整後):6.9%(予想:6.24%)
・フリーキャッシュフロー(FCF):18億ドル(予想:9.33億ドル)

・四半期配当:19.38セント(予想:18.50セント)

(11-1月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.64~0.70ドル(予想:0.54ドル)

(NY時間09:50)
HP 22.79(+1.04 +4.78%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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