アジア株 豪州株は下落、中国が豪州産ワインに反ダンピング関税 ワインメーカー株が9%超急落 東京時間11:00現在 香港ハンセン指数 26725.66(-93.79 -0.35%) 中国上海総合指数 3381.01(+11.28 +0.33%) 台湾加権指数 13838.08(-7.58 -0.05%) 韓国総合株価指数 2629.57(+3.66 +0.14%) 豪ASX200指数 6599.40(-36.98 -0.56%) アジア株はまちまち、週末を前に手控えムードとなっている。 豪州株は0.56%安、ワインメーカーのトレジャリー・ワイン・エステートが9%超急落している。中国商務省が、今月28日から豪州からの輸入ワインに一時的な反ダンピング関税を課すと発表した。トランプ米政権は、以前から新たな対中強硬策を検討している。一部では、中国が貿易を通じて他国に圧力をかけた場合、西側諸国が共同で対中報復措置をとるという選択肢を検討しているとも報じられており、米国・豪州対中国の対立激化懸念が高まっている。為替相場でも豪ドルは対円で0.3%下げている。 また、OPECプラス内で亀裂が生じていることを受け、NY原油価格が下落していることも嫌気されており、サントスなどエネルギー関連が売られている。 一方、上海市場への影響は限定的。トランプ米政権による対中制裁よりも、バイデン新政権への期待感が勝っている。バイデン政権になれば米中関係が改善するとの見方が強い。 きょう発表された10月の中国工業企業利益は+28.20%と前月の+10.10%から大きく上昇、統計開始以来の高水準を記録した2011年12月に次ぐ高水準となった。
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