日本時間0時に11月のISM製造業景気指数が発表された。結果は57.5と、前回から低下し予想も下回った。雇用指数は1年超ぶりに景気判断の分岐点である50を回復していたが、今回は再び50を下回っている。受注や生産も低下。 ただ、前回が予想外に強かった反動の範囲とも思われ、感染再拡大で景気の先行きへの不安感が高まっている割には、米製造業のセンチメント改善は続いていることが示されている。 指標自体に対する為替市場の反応がどの程度かは何とも言えないところではあるものの、指標発表後からリスク選好のドル売りが強まっており、ユーロドルはストップを巻き込んで1.20ドル台を回復している一方、ドル円は円安から104円台半ばでのしっかりとした展開が見られている。 ISM製造業景気指数(11月)0:00 結果 57.5 予想 58.0 前回 59.3 ISM製造業景気指数・詳細(11月) 景気指数 57.5(59.3) 新規受注 65.1(67.9) 生産 60.8(63.0) 雇用 48.4(53.2) 入荷遅延 61.7(60.5) 在庫 51.2(51.9) 仕入価格 65.4(65.5) 輸出 57.8(55.7) ()は前回 USD/JPY 104.55 EUR/USD 1.2007 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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