ドル円の上値重い　このあとミシガン大消費者信頼感指数＝ＮＹ為替

　きょうの為替市場はドル買いが優勢となっているものの、ドル円の上値は重い。米国債利回りが下げており、ドル円の上値を圧迫しているようだ。このあと日本時間０時に１月調査分のミシガン大消費者信頼感指数の速報値が発表される。予想のコンセンサスは７９．５と、予想外に強かった前月からの反動が出ると見られている。

　ただ、足元の感染拡大は悪化の一途を辿っているものの、消費者のセンチメントは底堅さを堅持するものとみられている。１２月下旬に、６００ドルの直接給付や週３００ドルの失業給付上乗せ措置を含む９０００億ドルの追加経済対策が決まったことや、バイデン次期政権の追加景気対策への期待が消費者心理にプラスに働いているものとみられている。また、緩やかではあるが、ワクチン接種も広がっており、年後半の景気は持ち直すとの期待も根強いようだ。

　前回同様に予想を上回るケースも期待したいところではあるが、為替市場の反応は限定的になる可能性も留意される。

　ミシガン大学消費者信頼感指数は５００件のサンプルによるアンケート調査をもとに算出されるが、速報段階では３００件の調査をもとに発表される。　

ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値（1月）0:00
予想　79.5　前回　80.7

USD/JPY　103.78　EUR/USD　1.2110

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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