エクソンモービルが下落 パーミアン盆地の資産評価についてSECが調査と伝わる=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 エクソンモービルが下落。きょうの市場はリスク回避の雰囲気が広がっており、原油相場も利益確定売りが強まっている。原油安がエネルギー株を圧迫。

 また、米証券取引委員会(SEC)が、同社がパーミアン盆地の資産を過大評価したのではとの疑惑で調査していると伝わった。内部告発者からの情報があり、2019年の資産評価の際に、評価を高くするために、労働者がどれだけ迅速に坑井を掘削できるかについて、非現実的な仮定の使用を余儀なくされたという。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。不平を訴えた労働者の少なくとも1人は2020年に解雇されたという。

 石油価格が暴落する中、2020年の同社株は40年の歴史の中で最悪の年となった。その後、同社は経営再建を目指しているが、今回の調査はその努力に影を落とす可能性があるという。同社は設備投資の縮小を余儀なくされている中で、北米と南米の天然ガス田の評価を200億ドル引き下げると発表していた。

(NY時間10:39)
エクソンモービル 47.82(-2.49 -4.95%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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