米国債利回り上昇は限定的になる可能性が高いとの指摘も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤に入ってドル円は103.85円付近での推移となっている。きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となっているが、米株も利益確定売りを強め、米国債利回りや原油も下落している中、リスク回避のドル買いが強まっている形。

 今週のドル円は104円台まで上昇したものの、週後半にかけ次第に上値が重くなっている。ドル円の買い戻しは米国債利回り上昇が要因の一つだが、この利回りの上昇は限定的になる可能性が高いとの指摘も出ている。この先に予想される米経済の道筋が、米国債利回り上昇に蓋をし、FRBの積極的な国債購入は今後もしばらく続く可能性があるとの一部のFRB当局者のコメントを引用している。

 もし、米国債利回りが再び上昇するとすれば、実質利回りの上昇よりも、レークイーブン・レート(インフレ期待)の上昇が要因となる可能性が高いとも付け加えた。

USD/JPY 103.86 EUR/USD 1.2079

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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