バンカメはFICC冴えずトレーディング収益が予想下回る=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 バンカメが取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を公表しており、1株利益は予想を上回ったものの、トレーディング部門は予想を下回った。株式部門は好調だったものの、FICC(債券・為替・商品)部門が冴えなかった。同行はまた、他行同様に貸倒引当金から8.28億ドルを戻入れている。

 モイニハンCEOは発表資料で、「個人消費の回復や法人顧客向け融資需要の安定、活発な市場と投資活動を中心に、回復の兆しが引き続き見られた」と述べた。また、取締役会は今年3月までに29億ドルの自社株買い戻しを承認した。

 株価は小幅に上昇して始まっている。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.59ドル(予想:0.55ドル)
・営業収益(調整後):201億ドル(予想:205億ドル)
  トレーディング:30.6億ドル(予想:31.5億ドル) 
   FICC:17.4億ドル(予想:20億ドル)
   株式:13.2億ドル(11.6億ドル)
  ウェルス・マネジメント:46.8億ドル
  金利収入:103.7億ドル(予想:103億ドル)
・貸倒引当金戻入:8.28億ドル

(NY時間09:49)
バンカメ 33.06(+0.05 +0.15%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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