封鎖措置が第2四半期まで延長なら、ECBはPEPP再延長を迫られる可能性も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうの為替市場はドル売りが優勢となる中、ユーロドルはやや買い戻しの動きが見られている。ただ、全般的には次の展開を見極めたい雰囲気が強く、明日のFOMCを控えていることもあり、様子見気分が強い。

 市場からは、感染拡大とワクチン生産遅れのボトルネックにより、封鎖措置の延長が第2四半期に延長される可能性があるとの指摘も出ている。その場合、ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を再度延長するよう圧力をかけられる可能性があるという。

 ECBの様子見姿勢に対する大きなリスクは、第2四半期までの封鎖措置延長であると考えられ、予想される回復が下期にずれ込むことを示唆している。この場合、PEPPは再び拡張される可能性が非常に高いという。ECBは12月の理事会で規模を1.85兆ユーロに増やし、少なくとも2022年3月末までの実行をコミットしていた。

EUR/USD 1.2144 EUR/JPY 125.93 EUR/GBP 0.8851

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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