パウエル会見への反応は限定的 株安でややドル高に=NY為替速報

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 先ほどからパウエルFRB議長の会見が行われているが、想定範囲内の内容でもあり、いまのところ会見自体への為替市場の反応は限定的となっている。議長は資産購入ペース縮小について、「その話は時期尚早で、時期が来た時に段階的に行うだろう」と述べていた。

 むしろ、株安に反応しておりリスク回避のドル買いがやや出ている。米株式市場でダウ平均の下げ幅が一時600ドルを超えるなど、利益確定売りが強まっている。米国債利回りは上昇しており、10年債は1%台を維持。きょうは1%を一時割り込む場面も見られていた。

 ドル円は104.15円付近まで上げ幅をやや広げている。ここから先は上値抵抗が強いとも言われており、104円台を維持できるか注目される。きょうの動きで21日線がサポートされた格好となっており、明日以降の動きが注目される。

USD/JPY 104.16 EUR/USD 1.2104

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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