◎〔NY金市況・詳報〕金現物、下落=インフレ「一時的」の見方でドル高(11日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 11日の金現物相場は下落。最近の米消費者物価指数(CPI)の上昇は一時的と見越した投資家の動きにより、ドル相場が上昇したことが響いた。
 金現物は米東部時間午後2時01分(1801GMT)時点で、1.2%安の1オンス=1875.31ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりの清算値(終値に相当)は、0.9%安の1879.60ドル。
 ドル指数は0.6%上昇。ドル建てで取引される金が他通貨保有者からみて割高になり、投資妙味が薄れた。
 TDセキュリティーズの商品(コモディティー)ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏は、米雇用統計とCPIの発表後に金相場がオンス当たり1900ドルを突破しなかったことは、インフレヘッジの流れの鈍化と同時に、現物の流れの減少を示唆していると分析。「その結果、金相場は下落するだろう」とした上で、短期的には1850ドルまで下げる可能性もある一方、中期的には中央銀行が長期継続しているハト派的な金融政策に支援されるとの見方を付け加えた。
 米労働省が10日発表した5月のCPIは大幅な上昇だったが、アナリストらはこの急伸が「一時的」な公算が大きく、連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めをめぐる懸念は弱まったとみる。
 市場参加者らは、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)に注目している。オアンダのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏はリポートで、FRBが「インフレは一時的」との姿勢を維持すると広く予想されているものの、このところの雇用市場の改善や高いインフレの数字を受け、FRBのハト派的姿勢が後退するリスクが生じていると指摘した。(ロイター時事)
[時事通信社]

このニュースの著者

JIJI PRESS

情報提供:時事通信社

時事通信社は国内外に幅広い取材網と配信ネットワークを要しており、プロのニーズにこたえるニュースの提供を通じて社会に貢献しています。

本画面および本画面に掲載している情報(本情報)の知的財産権その他一切の権利は、時事通信社およびその情報提供者に帰属しています。無断で使用(転用・複製等)することはできません。本情報は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や推奨を目的としたものではありません。また、信頼できる情報源に基づき万全を期して作成されていますが、時事通信社がその内容の正確性や完全性などを保証するものではなく、将来予告なく変更される場合があります。時事通信社およびその情報提供者は、本情報などに基づいて被ったとされるいかなる損失、損害についても一切の責任を負いません。