◎〔NY金市況・詳報〕金現物、反発=米PCE物価統計受け(25日)☆1

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 25日の金現物相場は反発。米個人消費支出(PCE)物価指数の伸びが事前予想を下回ったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に金融緩和を縮小するとの見方が後退し、金は週間ベースで4週間ぶりに上昇する見込みとなった。
 米東部時間午後1時07分(1707GMT)時点で、金現物は0.1%高の1オンス=1776.96ドル。週間では0.8%上げている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりの清算値(終値に相当)は、前日終値比ほぼ横ばいの1778.80ドル。
 スタンダード・チャータードのアナリスト、スキ・クーパー氏は「PCE物価指数の上昇率が予想を下回り、テーパリング時期の前倒しへの懸念が弱まったことが相場の下支えになった」と分析した。
 クーパー氏はまた、短期的には1770ドル水準が下値支持線となる一方、100日移動平均が上値抵抗線になっていると指摘した。
 5月のPCE物価指数は予想を下回った。統計発表直後、ドル相場は弱含んだが、その後安定し、金相場の上昇が弱まった。
 キッコ・メタルズのシニアアナリスト、ジム・ウィックオフ氏は市場はインフレ見通しに対して一段と楽観的な見方をしていると指摘した。
 先週、FRBが2023年にも利上げを行うとの見解を示したことを受け、金利を生まない金の売りが進み、相場は急落した。(続)
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