◎〔米欧石油市況・詳報〕続伸=供給逼迫予想で(23日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 【ニューヨーク・ロイター時事】23日の米欧石油市場の原油先物相場は続伸。年間を通して供給が逼迫(ひっぱく)するとの予想を受けた。
 英国産標準油種ブレント先物の中心限月9月きりの清算値(終値に相当)は、0.31ドル(0.4%)高の1バレル=74.10ドル。前日は2.2%高。
 米国産標準油種WTIの中心限月9月きりは0.16ドル(0.2%)高の72.07ドル。前日は2.3%上昇した。
 週間では、3週続落していたブレント先物が0.7%高、2週続落していたWTIは0.4%高と、いずれも上昇した。
 需要が堅調に推移し、原油在庫の減少や新型コロナウイルスのワクチン接種率の上昇が市場の支えとなるとの予想から、19日の大幅安から反発した。
 コメルツバンクは顧客向けメモで「需要に対する懸念は行き過ぎだったと判明したため、原油価格はその後回復した。石油供給は拡大しているにもかかわらず、市場はやや供給不足の状態が年末まで続くだろう」と指摘した。
 米石油サービス会社ベーカー・ヒューズによると、米国の石油掘削リグの稼働数は今週7基増の計387基と、2020年4月以来の高水準となった。ただ、生産者がコスト削減策を進める中、回復は緩やかだ。
 バンク・オブ・アメリカは顧客向けメモで「石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する『OPECプラス』の合意を受けた原油とディスティレート(留出油)価格の下落は買いのチャンスだと考えている。ブレントは来年、100ドルに達し、ディスティレートはそれに追随する」との見通しを示した。(了)
[時事通信社]

このニュースの著者

JIJI PRESS

情報提供:時事通信社

時事通信社は国内外に幅広い取材網と配信ネットワークを要しており、プロのニーズにこたえるニュースの提供を通じて社会に貢献しています。

本画面および本画面に掲載している情報(本情報)の知的財産権その他一切の権利は、時事通信社およびその情報提供者に帰属しています。無断で使用(転用・複製等)することはできません。本情報は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や推奨を目的としたものではありません。また、信頼できる情報源に基づき万全を期して作成されていますが、時事通信社がその内容の正確性や完全性などを保証するものではなく、将来予告なく変更される場合があります。時事通信社およびその情報提供者は、本情報などに基づいて被ったとされるいかなる損失、損害についても一切の責任を負いません。