ドル円は軟調地合いが継続、NZドル/ドルはじり高=東京為替前場概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 東京外為市場、ドル円は前日の海外市場からの軟調地合いを引き継いでいる。東京序盤は109.20円台まで下げた後、日経平均株価の下げ渋りや米国株先物の時間外取引での上げ幅拡大を受けて109.33円付近まで値を戻す場面もみられたが、戻りは鈍い。中国株の下落スタートを材料に日経平均が再び下げ幅を拡大すると、東京中盤は本日安値更新して109.19円近辺まで弱含んでいる。

 NZドル/ドルは0.6999ドル付近までじり高となり、NZドル円は76.49円付近まで上昇する場面がみられた。ニュージーランド中央銀行が住宅ローン融資基準の厳格化を検討へと伝えられことを受け、NZドルが買われている。なお、早朝にニュージーランドのアーダーン首相が体調不良を訴え、本日は公務を離れると伝えられたが、反応薄となった。
 
 豪ドル/ドルは0.7360ドル前後、豪ドル円は80.50円前後でもみ合い。豪州中央銀行(RBA)の政策金利発表を控えて、様子見ムードが強まっている。なお、新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウン(都市封鎖)中の豪ニューサウスウェールズ州における本日の新規感染者は199人と依然として高水準であるが、これによる豪ドル売りの動きは限定的となった。
 
 日経平均株価は反落。前引けでは前営業日比221.76円安の2万7559.26円となった。
 
 午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=109.24円、ユーロドルは1ユーロ=1.1874ドル、ユーロ円は1ユーロ=129.71円、ポンド円は1ポンド=151.76円、豪ドル円は1豪ドル=80.44円、NZドル円は1NZドル=76.37円、スイス円は1スイスフラン=120.68円、カナダ円は1カナダドル=87.29円付近で推移している。
 
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