○〔NY金市況・詳報〕金現物、続伸=パウエル議長発言受け1%超高(27日)☆差替

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 27日の金現物相場は続伸し1%超高。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が景気支援策の縮小開始時期について言及を避けたほか、現在の物価の急上昇は一時的との見解を繰り返したことを受けた。
 金現物相場は、米東部時間午後1時33分(1733GMT)時点で、1.4%高の1オンス=1817.21ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値(終値に相当)は、1.9%高の1819.50ドル。
 ブルーライン・フューチャーズ(シカゴ)の主任市場ストラテジスト、フィリップ・ストレイブル氏は「FRBは当分、利上げしないだろうし、テーパリング(量的緩和の縮小)に関する話題は、来週の雇用統計までは盛り上がらないだろう。これで金相場の見通しがはっきりした。1800ドルを突破したことで、1820ドル付近の次の上値抵抗線が視野に入っている」と述べた。
 ニューヨークを拠点とするトレーダーは「パウエル議長は(新型コロナウイルスの)デルタ株を『盾』として利用することで、テーパリング発表までに雇用関連の統計を吟味するための時間を稼いだ。FRBが9月もしくは理想的には11月までテーパリングの発表をしないことは明らかだ」と指摘した。
 パウエル議長の発言を受け、米国債利回りとドルが軟調に推移し、金のさらなる押し上げ要因となった。
 ストレイブル氏は、金が大幅に上昇するには、来週の雇用統計が予想外に悪いか、デルタ株の再拡大、もしくはアフガニスタンのさらなる地政学的リスクが要因となると述べた。(ロイター時事)
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