◎〔NY金市況・詳報〕金現物、1%超高=米雇用減速で緩和縮小時期に不透明感(3日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 3日の金現物相場は1%超反発し、2カ月半ぶりの高値を付けた。8月の米雇用統計が予想を下回る伸びだったことでドルが売られたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和の縮小時期に不透明感が出てきた。
 金現物相場は、米東部時間午後1時33分(1733GMT)時点で、1.2%高の1オンス=1830.71ドル。一時6月中旬以来の高値となる1833.80ドルを付けた。週間では4週続伸に向かっている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値(終値に相当)は、1.2%高の1833.70ドル。
 サクソバンクのアナリスト、オーレ・ハンセン氏は「金は(予想より)はるかに弱い(雇用)発表に支援されたが、1835ドルの抵抗線は上抜けなかった。(米雇用の)成長がピークを迎え、量的緩和縮小の時期が遅れることになるのか、(投資家の間で)幾分の疑念が生じた可能性がある」と指摘した。
 パウエルFRB議長は先週、雇用の成長が続けばFRBは年内にも量的緩和の縮小を開始する可能性があると表明。ただ、利上げについては慎重な姿勢を崩さなかった。
 オアンダ(OANDA)の上級市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「非農業部門雇用者数(NFP)が予想を大きく下振れし、9月に量的緩和の縮小が発表される可能性がほぼ排除されたことで、金市場はプラスの反応となった」と述べた。
 スタンダード・チャータードの貴金属アナリスト、スキ・クーパー氏は「今後、市場の注目は9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合に移る。ドル安や実質利回りが引き続き大きくマイナスになるという見通しを踏まえると、金相場は一段の上振れリスクがある」と話した。(ロイター時事)
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