◎〔シカゴ穀物展望〕コーン相場、底堅い動きか=悪天候で収穫に遅れも(22日)☆1

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 【ニューヨーク時事】来週のシカゴ商品取引所(CBOT)の穀物先物市場では、収穫期の売り圧力「ハーベスト・プレッシャー」が続く中、トウモロコシ相場は、原油高を背景にした旺盛なエタノール需要や悪天候が支えとなり、底堅い動きになる可能性がある。10月の需給報告で示された米生産高の上方修正などが引き続き、相場の重荷になりそうだ。
 米農務省が発表した10月の農産物需給報告で、トウモロコシの生産高が欧州連合(EU)などで引き上げられ、世界全体の生産高は11億9822万トンと前月から上方修正された。今週は、生産高の上振れに加え、米国での収穫の進展により、需給が緩むとの見方があったが、エタノール需要の増大が支えとなり、相場は上昇した。
 米気象予報センター(CPC)の6〜10日予報(28日〜11月1日)によると、コーンベルトの降水量は平年並みからやや下回る見通し。ただ、最新の天気予報をみると、主産地のイリノイ州などで、週半ばから後半にかけて降雨が予想されており、短期的には収穫作業が遅れる可能性が指摘されている。原油相場が高止まりし、エタノール需要も引き続き旺盛で、相場の下支えになりそうだ。
 ただ一方で、ロイター通信によると、ブラジルでは降雨により作付けが順調に進んでおり、相場の下押し要因になるとの観測もある。市場では、「原油相場やブラジルの天候など外部要因が相場に影響を与える展開になる」(アナリスト)との声が出ている。
 米農務省が発表したクロップ・プログレス(17日現在)によると、トウモロコシの収穫率は11ポイント上昇し52%となった。過去5年平均の41%を上回った。イリノイ、アイオワの両州も前倒しで進んでいる状況がうかがえた。悪天候で収穫に遅れが出れば、収穫期の売り圧力の緩和にもつながりそうだ。(続)
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