【新興国通貨】トルコリラの動きは一服、トルコ勢の本格参加待ち~トルコリラ 週末にトルコのエルドアン大統領が米、独など10か国(米、独、オランダ、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、カナダ、ニュージーランド)の駐トルコ大使に対して、事実上の国外追放を意味する「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定したことを受けたリラ売りが一気に進んだトルコリラ。 10か国の大使は連名で実業家オスマン・カバラ氏の釈放を求めていたが、こちらに反発したものと見られた。 ドルリラは9.61台から9.75台に一気にドル高リラ安が進んで週明けのスタートとなり、さらに9.85台まで一時上値を伸ばした。対ドルでのリラの最安値を更新する動き。その後はいったん調整が入ったものの9.73前後の水準でもみ合いになって、この後のトルコ勢及び欧州勢の本格参加を待っている。 MINKABU PRESS 山岡和雅 10か国の駐トルコ大使を一般的に国外追放を意味する「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定したことが報じられ、警戒感が広がっている。対象は米、独、オランダ、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、カナダ、ニュージーランドの10か国10名。これらの大使は連名で実業家オスマン・カバラ氏の釈放を求めていた。
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