◎〔NY金市況・詳報〕金現物、2カ月ぶり高値=中銀のハト派姿勢が支援(5日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 5日の金現物相場は1%超上昇し、約2カ月ぶりの高値を付けた。主要国の中央銀行が今週、利上げに慎重なハト派的姿勢を示したことで、安全資産である金の需要が高まった。
 金現物は米東部時間午後1時45分(1745GMT)時点で、1.2%高の1オンス=1813.36ドル。10月の米雇用統計で、非農業部門就業者数の増加幅が市場予想を上回ったことから一時0.3%下落したものの、その後切り返した。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値(終値に相当)は1.3%高の1816.80ドル。
 雇用統計への反応が限定的だったことについて、オアンダ(OANDA)の上級市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「労働市場の好調を示す統計だが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が今週伝えた内容を変えるものではない」と分析した。
 FRBは3日、インフレ高進が「一時的」であり、利上げを急ぐ必要はないとの見方を示した。これに続いて英イングランド銀行は政策金利を据え置き、市場を驚かせた。
 今週の金相場は一時下落した後、中銀発表に支援されて上昇に転じ、週間では約1.8%高と8月下旬以来の大幅高となる見込み。
 5日の10年物米国債利回りは、約1カ月ぶりの低水準まで下げた。(了)
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