大阪6月限 日経225先物 26820 -220 (-0.81%) TOPIX先物 1889.5 -8.5 (-0.44%) 日経225先物(6月限)は前日比220円安の2万6820円で取引を終了。寄り付きは2万6910円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6990円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まり、現物の取引開始後には2万6760円まで下落した。売り一巡後は出直りを見せ、前場半ばには2万7000円まで下げ幅を縮めた。ただし、グローベックスのNYダウ先物、ナスダック100先物が弱含みで推移していたほか、ハンセン指数や上海指数の弱い値動きなども嫌気され、後場の取引開始直後には一時2万6710円まで売られる場面があった。その後は25日移動平均線が支持線として意識されるなか、引けにかけて下げ渋りを見せた。 朝方は出直りを見せた後に再び失速する格好だったが、2万6730円辺りに位置していた25日線水準で下げ渋る動きを見せた。なお、テクニカル面ではナイトセッションで5日線が75日線を割り込んできた。5日線は2万7020円、75日線は2万7125円辺りに位置しているため、2万7000円水準が抵抗線に変わる可能性もあり、強弱感が対立しやすいところであろう。 本日は安川電機 <6506> [東証P]が今期見通しを評価されて買い先行で始まったものの、その後は相場全体の地合いに押されて下げに転じ、結局は3%を超える下落でセンチメントを冷ます格好だった。また、12日に米国3月消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、リバウンド局面では戻り待ちのショートが優勢になりやすいだろう。 NT倍率は先物中心限月で14.19倍に低下し、75日線を下回ってきた。ファーストリテイリング <9983> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、エムスリー <2413> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の弱い動きが日経平均型の重荷となった。ただし、ハイテク株の弱さが意識されるなか、東京エレクトロン <8035> [東証P]の指数寄与度は12円、アドバンテスト <6857> [東証P]は11円程度にとどまっていることもあり、方向性がつかみづらいなかでは75日線を挟んでの保ち合いが継続しそうだ。 手口面では、日経225先物は野村が1010枚、みずほが600枚、クレディスイスが590枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1400枚、ドイツが390枚、JPモルガンが380枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが2060枚、BNPパリバが1440枚、クレディスイスが590枚、みずほが540枚程度の売り越しに対して、バークレイズが1810枚、JPモルガンが1350枚、大和が610枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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