◎〔週間見通し〕NY金、堅調地合い継続か=豊トラスティ証券・大湖氏

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 NY金、大湖一樹・豊トラスティ証券チーフアナリスト=来週のニューヨーク金先物相場は堅調に推移しそうだ。予想レンジは1オンス=1950〜2000ドル。引き続きインフレとウクライナ情勢への警戒感が相場を支えるだろう。
 米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制のため金融引き締め姿勢を強めている点は、金にとって弱材料だが、市場ではかなり材料織り込みを進めており、影響は限られるだろう。一方、今週発表された3月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、一部にインフレのピークアウト説も出始めているが、インフレ沈静化は同時にFRBの利上げペース鈍化にもつながり、金にとってマイナス材料とはならない。
 ウクライナに関しては、ロシアが5月9日の戦勝記念日までに東部で攻勢を強めるとの懸念も浮上しており、地政学リスクが深刻化すれば、安全資産の金は2000ドル台を突破して一段高となる場合もある。
 NY高と円安が重なった結果、円建ての金先物相場は今週、初めて8000円台に乗せた。抜本的な日銀の政策方針転換は難しいと思われる以上、来週以降も円相場は節目の1ドル=130円に向けて下落し続け、金相場を支える可能性が高い。
 ただし、日足チャートの相対力指数(RSI)は80に近づき、やや過熱している。日柄的にもゴールデンウイーク前には利食い売りが出やすくなる点には留意すべきだ。(了)
[時事通信社]

このニュースの著者

JIJI PRESS

情報提供:時事通信社

時事通信社は国内外に幅広い取材網と配信ネットワークを要しており、プロのニーズにこたえるニュースの提供を通じて社会に貢献しています。

本画面および本画面に掲載している情報(本情報)の知的財産権その他一切の権利は、時事通信社およびその情報提供者に帰属しています。無断で使用(転用・複製等)することはできません。本情報は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や推奨を目的としたものではありません。また、信頼できる情報源に基づき万全を期して作成されていますが、時事通信社がその内容の正確性や完全性などを保証するものではなく、将来予告なく変更される場合があります。時事通信社およびその情報提供者は、本情報などに基づいて被ったとされるいかなる損失、損害についても一切の責任を負いません。