◎〔NY金市況・詳報〕金現物、下落=米金融引き締めの加速を警戒(22日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 22日の金現物相場は下落。週間べースでの下落率は3月中旬以来の大きさになる見通し。米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めの加速を示唆しており、米国債利回りとドル相場を押し上げている。
 金現物相場は、米東部時間午後2時26分(1826GMT)時点で、0.9%安の1オンス=1934.06ドル。一時は2週間ぶりの安値を付けた。週間では2.1%安。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月きりの清算値(終値に相当)は、0.7%安の1934.3ドル。
 FRBのパウエル議長は21日、5月の連邦公開市場委員会(FOMC)では0.5%の利上げ実施は「検討される」と説明。インフレの高進を抑制するために、積極的な金融引き締めを行う可能性があると示唆した。
 パウエル議長のタカ派的発言は米10年債利回りとドル指数を押し上げ、金塊は海外の買い手にとって割高になった。
 金はインフレが加速している局面では安全資産と見なされるが、インフレを抑制するために利上げを行うと、金利を生まない金塊を保有する機会費用は増す。
 サクソバンクのアナリスト、オレ・ハンセン氏は「金の最近の値動きはさえないものの、インフレ高進や成長鈍化、地政学的な不確実性に加え、株式や債券のボラティリティーの高まりからの保護を求めるアセットマネージャーからの需要をなおも引き付けている」と分析した。(ロイター時事)
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