◎〔NY金市況・詳報〕金現物、上昇=月間では下げる(29日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 29日の金現物相場は、ドル安を受けて1%上げた。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な金融引き締めを見越した動きで、月間では下落の方向。
 金現物相場は1752GMT時点で、0.9%高の1オンス=1911.14ドル。前月比では1.4%安と、1月以来の下落となる見込み。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月きりの清算値(終値に相当)は1.1%高の1911.70ドルだった。
 ED&Fマン・キャピタル・マーケッツのアナリスト、エドワード・メア氏は「金相場は過去数週間、ドル高が要因で一貫して下げていた。現時点ではドル指数の下落が相場を押し上げている」と分析した。
 28日にドル指数は20年ぶりの高値を付けた後に0.7%下げ、ドル建てで取引される金が他通貨の保有者にとって割安になった。その上、1〜3月期の米国内総生産(GDP)が市場予想に反してマイナス成長に転じたことが金の投資妙味を高めた。
 1〜3月期の米雇用コスト指数は21年ぶりの高い伸びとなって賃金上昇の加速を示し、FRBの大幅な金融引き締めスタンスを支援した。
 メア氏は「GDPと雇用コスト指数のデータは、高インフレが依然進行していることを証明した。これは全般的に金相場を支援している」と述べた。
 市場の焦点は5月3、4日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)に移っており、金融政策当局者らが0.5%の大幅利上げに踏み切ると予想されている。(ロイター時事)
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