◎〔米欧石油市況・詳報〕約4%上昇=米ガソリン先物が過去最高値(13日)☆1

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 13日の米欧石油市場の原油先物相場は約4%上昇。米ガソリン先物が過去最高値を付けたほか、中国が新型コロナウイルス関連規制を緩和する方針とみられるのが背景。欧州連合(EU)がロシア産原油を禁輸すれば、供給が逼迫(ひっぱく)するとの懸念も支援材料になった。
 英国産標準油種北海ブレントの中心限月7月きりの清算値(終値に相当)は4.10ドル(3.8%)高の1バレル=111.55ドル。米国産標準油種WTIの中心限月6月きりの清算値は4.36ドル(4.1%)高の110.49ドルと、3月25日以来の高値で引けた。上昇は3週連続。ブレントは3週間ぶりの下落となった。
 米ガソリン先物は、先週の在庫が6週連続で減少したことを受け、過去最高値まで急伸した。
 みずほのエネルギー先物部門ディレクター、ロバート・ヨーガー氏は「(米国の)ガソリン在庫は3月以降増加していない」と述べ、ガソリン需要はメモリアルデー(戦没者追悼の日)の連休から始まる夏のドライブシーズンに急増するとの見方を示した。
 原油相場はこのところ値動きが荒くなっている。EUによるロシア産原油の禁輸の可能性が強材料となっているものの、コロナ感染再拡大が世界的な需要を減退させるとの懸念が相場を圧迫している。
 ライスタッド・エナジーのアナリスト、ルイーズ・ディクソン氏は「EUの禁輸が実施されれば、日量300万バレル程度のロシア産原油が失われる可能性があり、世界の取引の流れが混乱、最終的には変化し、市場のパニックや急激な価格変動が引き起こされる」と予想した。(続)
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