◎〔NY金市況・詳報〕反発=CPI上昇などで荒い値動き(10日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 10日の金現物相場は、荒い値動きの中で反発。米消費者物価指数(CPI)の上昇を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが加速するとの見方が強まり、経済面のリスクが注視された。
 金現物は米東部時間午後2時40分(1840GMT)時点で1.4%高の1オンス=1873.58ドル。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりの清算値(終値に相当)は、前日比1.2%高の1875.50ドルだった。
 5月のCPIは高い伸びを示し、FRBが0.5%の大幅利上げを9月まで継続するとの見方が浮上。これが要因となり、金は一時1824.63ドルと、5月19日以来の安値を付けた。
 しかし米ミシガン大学が発表した6月の景況感指数(暫定値)がガソリン高騰に押されて過去最低に落ち込むと、金相場は景気への影響を見越す投資家の動きによって直ちに切り返した。
 ニューヨークの独立系金属トレーダー、タイ・ウォン氏は、来週の金相場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の影響を受けるとの見方を示した。
 スタンダード・チャータードのアナリスト、スキ・クーパー氏は、利上げの見通しや軟調な現物市場を考えると、金相場は「驚くほど底堅い」と分析し、インフレ率が利上げペースを上回る可能性への不安が背景にあると指摘した。(ロイター時事)
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