◎〔NY金市況・詳報〕金現物、続落=ドル高で5週連続値下がり(15日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 15日の金現物相場は続落し、5週連続の値下がりとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)による急激な利上げが見込まれ、ドルが高値圏で推移したことが響いた。
 金現物相場は米東部時間午後1時50分(1750GMT)時点で0.3%安の1オンス=1704.30ドル。今週は約2.2%下落した。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりの清算値(終値に相当)は0.1%安の1703.60ドル。
 キトコ・メタルズのシニアアナリスト、ジム・ワイコフ氏は「(金の)価格は非常に強いドルに圧迫されている。市場はインフレではなく景気後退を懸念するようになり、金を含めて金属への需要が低下した」と話した。
 ドル指数は軟化したが、20年ぶりの高値付近を維持。海外投資家の間で金の妙味が薄れたほか、景気減速の恐れが強まる中で安全資産を求める資金の流入を相殺した。
 TD証券は「金の投資家がドミノのように倒れ、価格は新型コロナウイルス感染拡大前の水準を試している。金市場で最大の投機集団がFRBのタカ派姿勢に痛みを感じる可能性が高まっている」と指摘した。
 金はインフレに対するヘッジとみなされているが、利上げ局面では利子を生まない金を持つ機会コストが増大する。
 また投資家は、欧州連合(EU)がロシア産金の輸入禁止を含めた対ロ追加制裁に踏み切る可能性も見極めている。ワイコフ氏は「EUの制裁による需給への大きな影響はないだろう。金は代替が利くので、ロシアは他国に売ればいいだけだ」と述べた。(ロイター時事)
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