◎〔NY金市況・詳報〕金現物、上昇=ドル安(29日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 29日の金現物相場は上昇。6月の米国の個人消費支出(PCE)物価指数が予想を上回る大幅な伸びを記録し、ドルが軟化したため、安全資産とされる金の投資妙味が高まった。金が割安な水準であったことも買いを集める要因となった。
 金現物は米東部時間午後1時50分(1750GMT)時点で、0.6%高の1オンス=1765.76ドル。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値(終値に相当)は前日比0.7%高の1781.80ドル。
 RJOフューチャーズのシニア市場ストラテジスト、ダニエル・パビロニス氏は、ドルが小幅高から下落に転じたことが金相場を押し上げたと述べ、一部は安全資産買いかもしれないが、全体的に金が相当割安な水準であるためだと付け加えた。
 金は今年3月に2000ドルを上回って推移した後、300ドル超下落している。米連邦準備制度理事会(FRB)による急速な利上げ方針のほか、景気後退リスクが高まる中、ドルが資産の逃避先として選ばれたことが背景にある。
 金利の上昇で利子を生まない金を保有する機会コストは増加する。ただ、パウエルFRB議長が28日、タカ派姿勢をやや後退させたとの観測が広がり、1%超反発。金相場の下落は一服した。(ロイター時事)
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