◎〔米欧石油市況・詳報〕反発、米雇用統計を好感=週間では下げる(5日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 5日の米欧石油市場の原油先物相場は反発。好調な米雇用統計が好感され、今週の下げ幅を縮小する形になった。ただ、景気後退で燃料需要が打撃を受ける可能性が警戒されたことから、2月以来の安値水準で1週間を終えた。
 英国産標準油種北海ブレントの中心限月10月きりの清算値(終値に相当)は、0.80ドル高の1バレル=94.92ドル。週間では11%安。
 米国産標準油種WTIの中心限月9月きりは、0.47ドル高の1バレル=89.01ドル。週間では9.7%下げた。
 7月の米雇用統計は非農業部門の就業者数が前月比52万8000人増と、2月以来の大幅な伸びを示した。米州みずほのエネルギー先物部門責任者、ロバート・ヨーガー氏は「これがきょうの相場上昇を支援している力強い経済指標だ」と語った。
 今週はインフレや経済成長、需要に対する不安がトレーダーの間に広がった半面、供給が引き締まる兆しが相場を下支えした。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表したこの日までの1週間の国内石油の掘削リグ稼働数は、前週比7基減と10週間ぶりに減少した。
 景気後退に対する警戒感は、英イングランド銀行(中央銀行)が4日に警告を出してから強まっている。オアンダ(ロンドン)のシニア市場アナリスト、クレイグ・アーラム氏は「需給が極めて逼迫(ひっぱく)し、産油国が状況を一変させる生産余力を欠いている中で、景気後退リスクがはるかに真剣に捉えられているのは明白だ」と分析した。(ロイター時事)
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