◎〔NY金市況・詳報〕金現物、下落=強い米雇用統計で景気懸念和らぐ(5日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 5日の金現物相場は下落し、一時は1%超値下がりした。米雇用統計が予想外に強い内容だったことで景気後退懸念が和らぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な金融引き締めペースを緩めるとの臆測が打ち砕かれた。
 米東部時間午後1時43分(1743GMT)時点で、金現物相場は0.9%安の1オンス=1775.09ドル。一時は最大1.5%下落した。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値(終値に相当)は、前日比0.9%安の1791.2ドル。
 TDセキュリティーズのコモディティー(商品)戦略責任者、バート・メレック氏は「FRBがタカ派からハト派に転じるとの見方から金は最近上昇していた。しかし、雇用統計は米経済の強さを示しており、これを受けてFRBが金融引き締めにより積極的になりうる。これは金にとって良い状況ではない」と説明した。
 金利を生まない金塊にとって、金利が高い状況は不利になる。
 5日発表された7月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数の増加幅が市場予想を大きく上回った。失業率は3.5%と、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の低水準に改善した。
 キネシス・マネーの市場アナリスト、ルパート・ローリング氏は、上向きな雇用状況はFRBに景気後退のリスクなしに利上げする余地をさらにもたらすと指摘。金の上値は1800ドルで抑えられる公算が大きいと述べた。
 ドル指数は0.8%上昇し、海外の買い手にとって金が割高になった。雇用統計を受けて米国債利回りは上げ幅を拡大した。(ロイター時事)
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