◎〔NY金市況・詳報〕金現物、1%超安=FRB議長の利上げめぐる発言で(26日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 26日の金現物相場は1%超下落した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がジャクソンホール会議の講演で、米国経済はインフレが抑制されるまで引き締めが必要だと述べ、利上げを進める方針を改めて示したことが嫌気された。
 金現物は米東部時間午後1時35分時点で1.2%安の1オンス=1738.14ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値(終値に相当)は1.2%安の1749.80ドル。
 ヘレウス・プレシャスメタルズ(ニューヨーク)のシニアトレーダー、タイ・ウォン氏は「パウエル議長の発言で、金利は長期間高水準であることで必要で、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では恐らく0.75%の利上げが決まるとの見方が広がり、株式・金属相場の重しとなった」と話した。
 ブルーライン・フューチャーズ(シカゴ)の主任市場ストラテジスト、フィリップ・ストレイブル氏は、パウエル議長がハト派的な方向転換をしなかったことから、金相場は金利の上昇を眺めて引き続き圧迫されるだろうと予想した。
 スタンダード・チャータードのアナリスト、スキ・クーパー氏はリポートで、金相場は今後数カ月間、下落傾向になるかもしれないが、下振れリスクは大半が織り込み済みだと指摘。景気後退リスクなどの追い風から恩恵を受ける可能性があるとみている。(ロイター時事)
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