◎〔NY金市況・詳報〕金現物、上昇=利上げ予想の圧力をドル安が相殺(9日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 9日の金現物相場は上昇した。ドルの下落で、追加利上げ見通しによる金への圧力が一時的にいくらか和らいだとみられる。
 金現物は米東部時間午後1時55分(1755GMT)時点で、0.5%高の1オンス=1716.30ドル。一時は8月30日以来の高値に上昇した。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値(終値に相当)は、0.5%高の1728.6ドル。
 金は週間ベースで0.3%高となる見込み。週間ベースで上昇すれば4週間ぶりとなる。
 キッコ・メタルズのシニアアナリスト、ジム・ウィックオフ氏は「ドル指数がオーバーナイトで大幅下落し、それが金と銀の相場を支えた。また、先物市場では週末に向けて幾分ショートカバー(空売りの買い戻し)がみられた」と語った。
 ドル指数は1週間超ぶりの安値。ドル建ての金塊が海外の買い手にとって割安になった。
 ただ、独立系アナリストのロス・ノーマン氏は、ETF(上場投資信託)が引き続き金保有高を徐々にかつ着実に減らしている上、米先物市場の出来高は減少を続けているため、相場上昇が持続する可能性は非常に低いと述べた。
 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の最近のタカ派的な発言で大幅利上げ観測が強まる中、投資家は現在、13日発表の8月の米消費者物価指数(CPI)統計を待っている。(ロイター時事)
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