◎〔週間見通し〕NY金、米利上げ観測で下値試しか=亀井氏

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 金融・貴金属アナリストの亀井幸一郎氏=来週のニューヨーク金先物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げの思惑を背景に下値を試す展開とみている。中心限月の予想レンジは1オンス=1610〜1650ドル。1610ドルを割り込むと、節目の1600ドルの攻防となりそうだ。
 13日に発表された9月の消費者物価指数(CPI)で、変動の激しい食品とエネルギーを除いた「コア指数」が前年同月比6.6%上昇と高い伸びになったことで、FRB当局者の発言は一段とタカ派色に傾いている。この結果、今週の金融市場では、利上げ幅の拡大や時期の前倒しにより、FRBが一段と引き締めを強めるとの見方が浮上。ドル指数や金利が上昇し、金相場は下落した。
 来週の金融市場は、11月1、2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、FRB当局者が発言を控える「ブラックアウト期間」に入るため、不安定な動きは沈静化に向かうと予想される。とはいえ、28日には、FRBが重視する9月の個人消費支出(PCE)物価指数の発表が予定されている。PCEが上振れすれば、金相場には下押し圧力がかかりやすくなるだろう。
 ただ、主要な金消費国であるインドは、秋の婚礼シーズンによる需要期を迎えており、下値では値ごろ感も働いて、実需の買いが入ることが予想される。現在金相場を押し下げている主導役が、先物市場のファンドの空売りであることを考慮すると、FOMC通過後はいったん買い戻され、反発に向かうのではないか。目先の下落局面が「2番底」になるというイメージを描いている。(了)
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