◎〔NY金市況・詳報〕金現物、約3%高=雇用統計で利上げ減速を期待(4日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 4日の金現物相場は約3%大幅上伸した。10月の米雇用統計で失業率が悪化したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の積極利上げ姿勢が今後弱まるとの期待が浮上した。
 金現物は米東部時間午後2時34分(1834GMT)時点で、3%近い上昇の1オンス=1677.67ドル。今週は約2.2%高と、週間ベースで7月末以来の大幅上昇。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値(終値に相当)は、2.8%高の1676.6ドル。
 雇用統計の発表を受けてドル指数は1.6%下落し、ドル建ての金塊が海外の買い手にとって割安になった。
 FRBは2日に政策金利の0.75%引き上げを決めたが、利上げペースを近く緩めることを示唆した。ここ40年間で最も急激な金融引き締めを経済が吸収する時間を取る構えだ。
 金はインフレヘッジ手段とみなされているが、高金利は利子を生まない金塊の魅力を弱める。
 オアンダのシニアアナリスト、エドワード・モヤ氏は、FRBが利上げペースの減速を選び、後で利上げ休止時期を判断するとトレーダーが確信していると指摘。「もし来週の米インフレ統計が予想外に低い数字となれば、金は1700ドルの水準に向けて上昇できるかもしれない」と述べた。(ロイター時事)
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