ズーム・ビデオ<ZM>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。企業向けがパンデミック後の減速後も堅調に推移した。ガイダンスも公表し、通期の売上高および1株利益の見通しを下方修正している。 ユアンCEOは声明で「企業向けサービスの勢いが衰えることなく、売上高は目標を上回った」と述べた一方、「引き続き為替変動と新規ビジネスに対する契約精査の強化」の影響を受けているとも語った。 ただ、株価は冴えない反応。アナリストの目標株価の引き下げも相次いでいる。「オンライン事業の解約率が改善していることには勇気づけられたが、事業全体の減速が続いていることから、ネガティブなセンチメントが消えることはないだろう」と述べている。 (8-10月・第3四半期) ・1株利益(調整後):1.07ドル(予想:0.83ドル) ・売上高:11.0億ドル(予想:11.0億ドル) ・FCF:2.73億ドル(予想:2.37億ドル) ・法人会員:20万9300件(予想:21万件) ・過去12カ月の売上高が10万ドル以上:3286件(予想:3309件) (11-1月・第4四半期見通し) ・1株利益(調整後):0.75~0.78ドル(予想:0.80ドル) ・売上高:11.0~11.1億ドル(予想:11.2億ドル) (通期見通し) ・1株利益(調整後):3.66~3.69ドル(従来:3.70~3.77ドル)(予想:3.76ドル) ・売上高:43.7~43.8億ドル(従来:43.9~44.0億ドル)(予想:43.9億ドル) (NY時間10:06) ズーム・ビデオ<ZM> 74.21(-6.05 -7.54%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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