ポンドドルに慎重な見方が根強い 200日線付近で売りオーダーが強まる可能性=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうのポンドドルはロンドン時間に1.21ドル台まで上昇していたものの、NY時間にかけてのドル買いが復活で1.20ドル台前半に戻している。先週は1.2175ドル付近に来ている200日線を試しそうな気配が見られたものの、それは達成できていない。逆に目先は1.20ドルを維持できるか注目される展開。

 ポンドドルには慎重な見方が根強く、現在の上昇は続かないとの見方がなお多い。世界的な景気後退と英国の経常赤字を考慮すると、ドルに対するポンドの上昇は長続きしないという。世界的に国債市場は逆イールドを示現しており、景気後退の前触れとも取れる。その中で、巨額の経常赤字を抱えるポンドは脆弱な状態が続くと考えるべきだという。

 200日線が控える1.2175ドル付近、または、2021-22年の下降波のフィボナッチ50%戻しの1.23ドルちょうど付近で、新規の売りオーダーが強まる可能性があるという。

GBP/USD 1.2034 GBP/JPY 166.99 EUR/GBP 0.8628

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。