カーバナ、大口債権者が一致した行動の協定に署名 ただ、株価は大幅安=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 中古車販売のカーバナ<CVNA>が大幅安。中古車の急激な価格下落で同社は経営難に陥っており、債務再編について債権者と交渉中となっている。きょうは大口債権者である投資会社のアポロ・グローバルやPIMCOなどの債権者が、同社との交渉で一致した行動を義務付ける協定に署名した。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。債権者同士の見苦しい争いで債務再編が複雑になったケースがあり、そうした事態を防ぐ狙いがある。

 この債権団が保有する同社の無担保債務は総額約40億ドルと、債務残高の約7割を占め、ブラックロックやアレス、ナイトヘッドもこの債権団に参加しているという。債権団はカーバナへの新たな融資や債務再編を巡る交渉で共同戦線を組む考え。

 この報道が伝わった直後は時間外で同社株は買い戻しが見られたものの、動きが一巡すると今度は戻り売りが強まっている格好。

(NY時間09:40)
カーバナ<CVNA> 4.49(-2.22 -33.08%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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