アジア株 香港株はコロナ規制緩和受け一時上げ拡大も買い続かず、北京市の感染急増を懸念 東京時間14:04現在 香港ハンセン指数 19562.00(+98.37 +0.51%) 中国上海総合指数 3172.36(-6.68 -0.21%) 台湾加権指数 14557.19(-55.40 -0.38%) 韓国総合株価指数 2368.21(-4.81 -0.20%) 豪ASX200指数 7200.60(+19.77 +0.28%) インドSENSEX30種 62276.54(+145.97 +0.23%) アジア株はまちまち。 香港株は0.51%高。香港コロナ規制緩和を受け、一時1.3%近く上げ幅を拡大する場面があったが買いは続かず。あすの米FOMCへの警戒感が高まっているほか、中国大都市での感染拡大が懸念されている。 中国に続き香港も市民に対する旅行履歴追跡アプリを水曜日で終了するほか、入境者に対する3日間の医学的監視を廃止すると発表した。これを受け、航空や消費者サービス関連が上げ幅を拡大している。化粧品小売グループの莎莎国際集団は一時9%近く急騰した。キャセイパシフィック航空は2.9%高、カジノ運営会社のサンズチャイナは3.5%高、ギャラクシーエンターテイメントは2.5%高。 香港は米ドルに連動するペッグ制を採用していることから、米国が利上げ幅を拡大すれば、香港の基準金利も利上げ幅が拡大される。先週の米PPIが予想を上回る結果となったことから、きょうの米CPIもやや強い数字になるのではないかとの見方が広がっている。 中国での新規感染者数は先月末に過去最多を更新して以降、減少し続けている。ただ、感染減少は単にPCR検査数が少ないからであり、実際は首都北京市を中心に大都市で感染が急増しているとの報告が伝わっている。北京市では発熱外来を受診した人や救急車を呼ぶ人が以前に比べ急増しているもよう。コロナ規制緩和に伴い、来年1月下旬の旧正月大型連休中には1日あたりの感染者数は再び過去最多を更新する恐れがあると指摘する専門家もいる。
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