アジア株 上海株は続落 新規感染高止まりか、感染急増受け中央経済工作会議は延期

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株は続落 新規感染高止まりか、感染急増受け中央経済工作会議は延期

東京時間11:04現在
香港ハンセン指数   19748.87(+152.67 +0.78%)
中国上海総合指数  3172.22(-4.11 -0.13%)
台湾加権指数     14692.19(+169.23 +1.17%)
韓国総合株価指数  2390.95(+18.55 +0.78%)
豪ASX200指数    7234.00(+30.73 +0.43%)

アジア株は上海を除いて上昇、前日の米株高を好感して買い優勢で始まった。

香港株は0.78%高。ハイテクや銀行、不動産株が上昇している。米インフレ鈍化を受け米利上げペース減速との見方が広まっている。香港はペッグ制を採用していることから、米国が利上げペースを減速させれば、香港金融管理局(HKMA)も米国に追随する。また、中国・香港でのコロナ規制緩和も引き続き材料視されている。

米モルガンスタンレーは、中国の2023年度成長率予想を従来の5.0%から5.4%に引き上げた。モルスタは、中国政府のコロナ規制緩和が予想していたよりも速かったこと、積極的な規制緩和を理由に上方修正した。

上海株は小幅続落、感染急増が懸念されている。ただ、コロナ規制緩和や政策期待の買いは入っており下値は限定的。

中国の新規感染者は先月末の過去最多3万8000人台から連日減少し続けている。ただ、実際のところ首都北京市を中心に大都市で感染が急増していると各メディアは報じている。コロナ規制緩和とともにPCR検査が大幅に減少しているほか、個人で抗体検査を行っており、仮に陽性と判明しても報告していないケースもあるため、実際のコロナ感染者数は高止まりしているとの見方が強い。北京市では、発熱外来を受診する人や救急車を呼ぶ電話が以前より急増しているとの報道も伝わっている。15日に予定されていた中央経済工作会議は北京市での感染急増を受け延期になったと関係者が明かした。

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