14日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。前日の米株式市場が上昇したことから買いが優勢となり、今月1日以来となる2万8000円台を回復した。 大引けの日経平均株価は前日比201円36銭高の2万8156円21銭。プライム市場の売買高概算は9億8558万株。売買代金概算は2兆4917億円となった。値上がり銘柄数は1258と全体の約69%、値下がり銘柄数は493、変わらずは85銘柄だった。 13日に発表された米11月消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.1%上昇と10月の7.7%から低下しインフレ懸念を後退させる内容だった。これを好感し、NYダウは上昇した。この流れのなか、東京市場で日経平均株価は堅調に推移した。半導体製造装置関連などハイテク株が買われたほか繊維や精密機器などが値を上げた。今晩は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が公表されることから、その結果に対する関心が高い。 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体製造装置関連株が高く、ソニーグループ<6758>やトヨタ自動車<7203>がしっかり。信越化学工業<4063>や武田薬品工業<4502>が上昇し、日本製鉄<5401>や塩野義製薬<4507>が堅調だった。米航空会社がボーイング<BA>に対して中型機を大量発注したことが好感され東レ<3402>が急伸した。 半面、JT<2914>や三菱重工業<7011>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった大手銀行株が軟調。三菱自動車工業<7211>や日本電産<6594>、日本航空<9201>が値を下げた。 出所:MINKABU PRESS
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