NY株式14日(NY時間12:58) ダウ平均 34295.00(+186.36 +0.55%) ナスダック 11292.47(+35.66 +0.32%) CME日経平均先物 28085(大証終比:+5 +0.02%) きょうのNY株式市場は午後のFOMCの結果待ちの中、買い優勢の展開となっている。IT・ハイテク株も買われており、ナスダックもプラス圏での推移が続いている。 ナスダックは10月に安値を付けた後は、反転というよりも、下げ止まっているといった雰囲気で下げ渋る動きとなっている。今年のIT・ハイテク株は最も悲惨な値動きをしたセクターだったが、その大きな要因の1つに米国債利回りの急上昇が挙げられる。 しかし一部からは、インフレがピークの兆候も見せ始めている中、米国債利回りの上昇は既に循環的なピークに達している可能性が高いとの指摘も出ている。FRBが現在の引き締め姿勢から完全に軸足を移すとはまだ考えてはおらず、年明けの米国債利回りは短期的な上昇も見込まれるが、来年末の米10年債利回りの予想は3.65%を見込んでおり、現在の逆イールドも解消が見込まれるという。 IT・ハイテク株にとっては追い風となるのかもしれないが、来年は世界的なリセッション(景気後退)リスクも警戒される中で、顧客企業のIT予算や広告予算の縮小が直ぐに解消されるとまでは、現段階では考えにくく、IT・ハイテク株はパンデミックの反動相場がもうしばらく続くリスクも警戒される。 米国債利回り(NY時間12:58) 2年債 4.178(-0.040) 10年債 3.512(+0.011) 30年債 3.573(+0.040) 期待インフレ率 2.219(-0.028) ※期待インフレ率は10年債で算出 (NY時間12:58) アップル<AAPL> 145.32(-0.15 -0.10%) マイクロソフト<MSFT> 261.18(+4.26 +1.66%) アマゾン<AMZN> 92.12(-0.38 -0.41%) アルファベットC<GOOG> 96.21(+0.36 +0.38%) テスラ<TSLA> 159.33(-1.62 -1.00%) メタ・プラットフォームズ<META> 122.71(+2.56 +2.13%) AMD<AMD> 70.70(-0.95 -1.33%) エヌビディア<NVDA> 179.07(-1.65 -0.91%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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