◎〔NY金市況・詳報〕金現物、上昇=6カ月ぶり高値(27日)

配信元:時事通信社
著者:JIJI PRESS
 27日の金現物相場は上伸。中国が新型コロナウイルスの感染拡大抑制策をさらに緩和する方針を決めたことを受け、楽観論がドルの重しとなる中、6カ月ぶりの高値を付けた。一方、米10年物国債の利回り上昇は、上値を抑えた。
 金現物は米東部時間午後1時52分(1852GMT)時点で、1.1%高の1オンス=1816.69ドル。一時1832.99ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりの清算値(終値に相当)は1.1%高の1823.1ドル。
 RJOフューチャーズのシニア市場ストラテジスト、ボブ・ヘーバーコーン氏は、「中国がコロナ規制をさらに緩和すると決定したことを受け、金は国債利回りの上昇にもかかわらず、域内の需要増を期待している」と指摘した。
 ドル指数は小幅下落。一方、米国債利回りは1カ月超ぶりの高値近くを保った。
 金は9月末に2年超ぶりの安値まで下げた後、200ドル近く上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース鈍化への期待から、ドルの魅力が薄れ、利子を生まない金を保有する機会コストが低下した。
 キトコ・メタルズのシニアアナリスト、ジム・ワイコフ氏は「金先物のブル(強気相場)は、全般に短期のテクニカル面で優位状態にある」と指摘。価格は日足チャートで7週目の上昇トレンドにあり、目先の上値抵抗線は1オンス=1825ドルと分析した。(ロイター時事)
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