11月雇用統計は、米雇用市場の底固さを示す数値になった。過熱感までは見られな いが、少なくともこれまでの急激な利上げが労働市場に深刻なダメージを与えていると は言い難い状況になっている。これで利上げ終了観測が修正される訳ではないが、ディ スインフレの進展状況を見極めるだけの余裕が生じており、早期利下げ観測は後退を迫 られている。マーケットの一部では、来年3月にも利下げが実施されるとの見方も浮上 していただけに、そうした早期利上げ終了観測の後退が、金市場の買いポジション整理 の動きに直結した。 一方、12月5日時点の建玉報告が行われたが、ファンドは買いが前週比1005枚 減、売りが4465枚減となった。週明け4日の取引で金相場は過去最高値を更新する 急伸地合になったが、売りポジション整理の動きが中心だったことが確認できる。 2100ドル水準にストップロスの注文が集中していたことが窺える。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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