●週間見通し金、下げ一服で下値固める=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は予想を上回るインフレ指標が米金利上昇・ドル高を促したことを受けて、一時
2000ドルを割り込んだ。1月消費者物価指数は、米連邦準備制度理事会(FRB)
に対して利下げ対応を急がせる内容にはならなかった。ただし、2000ドル割れ後は
押し目買いが入り、週末に向けて2020ドル台まで下げ幅を縮小する展開になった。
1月卸売物価指数も予想を上回るインフレ圧力を示したが、金相場の値崩れは回避され
た。
 今週は2000ドル水準で下値を固める展開になろう。特に注目されるようなイベン
トはないが、利下げ先送り観測の織り込みは進んでおり、2000ドル割れから更に値
を崩していく必要性は乏しい。一方で、当面の米金融政策に大きな動きが想定されない
中、金相場の値動きも限定されよう。修正高目線に留まる見通し。春節の連休明け後の
中国勢の物色意欲の強さが確認されると、下値が固まりやすい。
 予想レンジは1995〜2050ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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