石油午前=堅調、イランとイスラエルの対立激化を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は堅調。イスラエルがシリアのイラン大使館を空爆したことから、イ
ランによる反撃が警戒されており、中東情勢の緊迫感が高まっている。早ければ本日か
明日にもイランが報復攻撃を実施するとの報道がある。イランがイスラエル国内を攻撃
した場合、米軍が介入する可能性が高く、第三次世界大戦(WW3)が始まるリスクが
ある。ただ、金融市場全体でその実感は乏しく、円相場は1ドル=151円半ばで小動
き。日経平均株価は堅調に推移しており、現金に飛びつくような動きは全くみられな
い。
 日中取引開始後、原油の2024年8月限は上昇。ただ、夜間取引で8万0620円
まで一代高値を更新した後は上げが一服している。
 午前10時58分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
520〜770円高。
 午前10時58分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が707枚。
【ハマス、イスラエルに譲歩せず】
 武装組織ハマスは声明を発表した。イスラエルに対して、人質の解放や恒久的な停
戦、パレスチナ自治区ガザからの完全撤退など、これまでと同様の要求を繰り返してい
る。イスラエルに対する譲歩は見られず。
【海外原油夜間取引=堅調】
 ニューヨーク時間外取引で5月限は前日比0.26ドル高の85.69ドルで推移。
本日これまでのレンジは85.54〜85.78ドル。
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