●週間見通しゴム、産地豪雨が続くと堅調=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は一時416.00円まで上昇して2011年4月以来の高値を更新した後、利
食い売りで400円水準まで軟化している。10月1日から上海ゴム相場は国慶節の連
休入りしたが、産地天候不順ヲ手掛りとした上昇地合が続いた。タイなどでは引き続き
豪雨が報告されている。また、為替が円安気味に推移したこともポジティブ。一方で、
中国の景気対策の動き、中東情勢緊迫化を受けての原油高などは、あまり材料視されな
かった。
 今週も押し目買い優勢の展開が続きやすい。産地気象環境次第になるが、タイ気象庁
の気象予報などだと豪雨が続く見通し。このまま産地天候不順が続くと、上値追いの展
開が維持されよう。10月8日に上海ゴム相場は国慶節の連休明けを迎える。ここで上
海ゴム相場が上昇スタートになると、買い安心感が強まろう。ただし、産地気象環境の
改善、上海ゴム相場の急落といった動きがみられると、調整局面に移行する。
 予想レンジは、385〜415円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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