国内市場は上昇へ。2025年4月限で700〜1000円高程度を想定する。中国 の積極期な金融緩和が期待されており、需要下振れ懸念が後退した。アサド政権が崩壊 したシリアで様々な武装組織が台頭し、不安定化する可能性が高いことも原油相場の支 援要因。シリアの不安定化は、近隣各国も巻き込むと警戒されている。円相場は1ドル =151円前半で円安・ドル高推移。 需要を刺激し、景気減速を打破するため、中国ではより積極的な金融政策や財政政策 が実施される。習近平総書記(国家主席)をトップとする中央政治局が方針を示しただ けであり、原油相場を刺激するだけの取り組みが来年実際に行われるのか未知数だが、 大きな転換として受け止める市場参加者は多い。中国に対して、トランプ次期米大統領 が敵対的な政策を繰り出すことを想定すれば、今回の中央政治局の発表を慎重に受け止 める必要があるとしても、中国経済の減速懸念が今年の原油相場を圧迫してきたことか らすれば、中国の景気回復期待は流れを生み出す可能性がある。クリスマス前であり、 年末であるこの時期に流れが発生するとは期待しにくいが、少なくとも弱気になる場面 ではなさそうだ。 <今日の予定> ◆ オーストラリア ◆ 【経済】12:30 キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行) ◆ 日本 ◆ 【経済】08:50 マネーストック 2024年11月(日本銀行) 【工業】09:30 貴金属倉荷証券流通高 2024年11月(大阪取引所) 【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所) 【工業】09:30 ゴム指定倉庫等級別在庫 2024年11月(大阪取引所) ◆ 中国 ◆ 【経済】--:-- 貿易収支 2024年11月(税関総署) ◆ トルコ ◆ 【経済】16:00 雇用統計 2024年10月(トルコ統計機構) 【経済】16:00 鉱工業生産指数 2024年10月(トルコ統計機構) ◆ ドイツ ◆ 【経済】16:00 消費者物価指数 2024年11月確報(連邦統計庁) ◆ 南アフリカ ◆ 【経済】18:30 生産者物価指数 2024年11月(南アフリカ統計局) 【経済】20:00 製造業生産 2024年10月(南アフリカ統計局) ◆ アメリカ ◆ 【工業】12/11 06:30 週間石油統計(API) 【農産】12/11 02:00 世界穀物需給見通し(USDA) 【農産】12/11 02:00 農産物生産高(USDA) MINKABU PRESS
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