ポンドドルは1.27ドル台での上下動に終始 英国の中立金利は3-4%程度との見方=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうの為替市場は米消費者物価指数(CPI)で一旦ドル売りが強まったものの、その動きは維持できずに再びドル高の流れに戻している。そのような中、ポンドドルは1.27ドル台での上下動に終始している。11月後半からのリバウンドの流れは継続しているものの、いまのところ1.28ドル台前半に来ている200日線を試そうという動きまではない。

 来週は英中銀の金融政策委員会(MPC)が予定されているが、据え置きが濃厚となっている。ただ、ベイリー英中銀総裁は来年は4回の利下げが基本シナリオであることを示唆していたが、ストラテジストからも、インフレを煽ることなく、さらに大幅な利下げを行う余地は限られているとの声が出ている。

 英国の中立金利もここ数年で上昇しており、推定では3-4の間になるのではとも述べている。今回の利下げサイクルのターミナルレート(最終到達点)は3%ではなく、3.50%程度と見込んでいるようだ。

GBP/USD 1.2743 GBP/JPY 194.52 EUR/GBP 0.8231

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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